外観重視品であれば、塗装が可能なものは成型後に湯ジワや巣穴が無いことを確認したものになってしまいます。または塗料で隠蔽できる範囲の湯ジワや巣穴であれば塗装可能です。

しかし、こうなると成型の歩留りの良し悪しに左右され生産数量（外装品）の安定は見込めません。
そこで当社では、そういう成型品の不具合を修正する技術を開発しております。

また、成型品個々の表面状態から適切な修正方法を判断し、不具合の修正を行なうための様々な工程から適切な処理を選択し、不具合箇所を修正いたします。
修正を行なわなければ成型不良として破棄するしかない成型品を性能・機能・外観を損なうことなく成型の良品として塗装し、お客様へご提供することが可能です。

品質と適正なコストを維持し、成型品の不具合を修正することがマグネシウム塗装の最大の課題ですが、当社では豊富な経験と実績に裏づけされた技術力で、お客様へのお役に立ってまいりました。

塗装環境は、ウォーターカーテン・加湿器・加湿用バーナー・クリーンルームを完備し、ゴミ対策を講じています。
白から黒・メタリックからクリアーなど、お客様のご希望の色を多軸ロボットにてどんな形状のワークも均一に塗装することが出来ます。

また、 新製品のイメージ塗装から、試作塗装・実験塗装など、技術と分析が必要な塗装も現在行なっており、塗料設計・デザイン（色調）のご提案もお手伝いしております。
一点ものの工芸品から量産品まで、様々なものを工程設定・条件設定まで行い、お客様に大変喜ばれております。

マグネシウム製品の立ち上げや、成型品の修正から最終外観までの様々な問題を竣工以来経験しておりその莫大なデータから必ずやお客様のお役に立てると思います。
製品のイメージだけを持ち込んでいただければ思い通りの色に仕上げます。

以上、お客様の様々なニーズにお応えすべく技術の向上を目指し日々研鑽しております。

真鍮品